Nikon F3 Ai 50mm/f1.4 – try-x 400
F3に50mmのレンズを付ける機会がすこしずつ多くなっていた。
以前は50mmは望遠過ぎると思って35mmを付けっぱなしにしていたが、
去年末あたりから35mmでは少しワイドな気がして50mmを付けっぱなしにしていた。
が、つい先日急に35mmが気になった。
35mmをF3に付けて部屋の中を見渡すと、なんかイイカンジに見える。
これだと思って35mmを付けて出かけた。
いざ外に出てみると35mmを通してみる世界はあまりにも広すぎる。やけに無機質で現実の世界に見えてこない。手の届くことの無い存在が遠くにあるだけ、まるで蜃気楼のように見えて収まりが悪い。
結局35mmをつけたのはこの1日だけ。また50mmを着けっ放しにしている。
だれかが言っていた。年齢と焦点距離がシンクロする法則。
20歳なら20mm。30歳なら35mm。50歳なら50mm。
が生理的にしっくりくるらしいと。
僕は昨日で38歳になった。
50mmがしっくりくるということは、35mmは卒業したということだろうか。
ということは50mmで見えてくる大人の世界に片足が入っているんだと思う。
これからどんな世界が見えてくるのか楽しみだ。