以前は、本が好きで文芸書を随分読んでいた。
8年くらい前にクリスチャンになってから、なにか読むといえば聖書かそれまつわる本になって、
少しずつ文芸書への興味が薄れて、この数年はまったく文芸書を読んでいなかった。
昨年の秋くらいから、電車での移動中に、久々に文芸書を読んでみようと、
何年も積読していた乃南アサ「ピリオド」を読み始めたのをきっかけに、
ぼちぼち乃南アサ作品を読んでいる。
時にはビクンと心が跳ねてしまうような怖さを感じる表現もあるんだけど、
彼女の繊細で優しさを含んだ人間関係の表現が特に好きだった。
最近読んだ中では「しゃぼん玉 」は格別によかった。
この作品を読んで、改めて彼女の作品が好きになった。